【ティン・ホイッスル Tin Whistle】
本体がティン(ブリキ)で出来ていることに由来し、またの名を、ペニー・ホイッスルといいます。これは昔1ペニーで売られていたからだとか、バスカー(路上で演奏する音楽家)に1ペニーあげる習慣があったからだとか言われています。
指穴が6つ開いているだけの、まあ、要するにおもちゃのような笛であるということなのですが、あなどる事なかれ。この笛、名人の手にかかると、驚くべき美しい響きの音楽を奏で始めます。
松江市ではすっかりおなじみの守安功さん(アイルランド伝統音楽演奏家)は、ご存知の方も多いでしょうが、彼が連れて来たアイルランドの演奏家ショーン・ライアンさんのティン・ホイッスルの笛の音を聞いた時は、「この人は何者?」と思わせるほどの迫力がありました。まるで、妖精の歌声。(松江市国際交流協会HPを見て!)守安夫妻とショーンさんのセッションは、鳥肌が立つほどの素晴らしさでした。ひとことで言えば、演奏者によってティン・ホイッスルは1ペニーにも数百万円にもなるという恐るべき魔法の楽器なのです。
ところで、最近セント・パトリックス・デイ・パレードに向けて、アイルランド協会でティン・ホイッスルの講習会をしているのをご存知ですか?今のところ13曲をマスターして、本番に臨んでいます。
名づけて「The Marie's Band(マリーズ・バンド)」!!
マリー・マッギルさん(松江市湖東中ALT)を中心に(彼女の笛はすごい!)、マリー・マルドゥーンさん(松江市一中ALT)とジェーン・オトゥールさん(松江市CIR)、そして、私たちど素人5人とともに(笑)、「The Marie's Band」を結成しました。パレードはもちろん、特設アイリッシュ・パブ「The Shamrock」でも演奏する気満々です。(^_^;
アイリッシュ3人娘。左から、マリー・マッギルさん、マリー・マルドゥーンさん、ジェーン・オトゥールさん。
私たちの1ペニーの演奏はいいのですが、今回熊本から、スペシャルゲストとしてアイリッシュバンド「アイリッシュクリーム」の皆さんをお迎えします。これは聴き逃せませんよ~~。
次回は、ライヴ情報です!
●耳寄り情報
ティン・ホイッスルは、カラコロ工房本館の「アイルランド物産展」でお買い求め
いただくことが出来ます。(^.^)