山陰日本アイルランド協会賞受賞作品
主催:島根ビール株式会社
後援:松江市、八雲会、山陰日本アイルランド協会
協力:大雄寺、カラコロ工房、松江堀川地ビール館
「ほういちの耳まんぢう」発売記者会見/「耳なし芳一」朗読
9月26日(金)16:00
塩見縄手公園 小泉八雲胸像前(雨天時:松江ごころ)
記者会見:ゴーストみやげ研究所(島根県立大学短期大学部学生団体)、鷦鷯治(中浦食品株式会社専務取締役)、小泉凡(島根県立大学短期大学部教授)
朗読:清原眞(劇団幻影舞台)
「ほういちの耳まんぢう」試食販売
9月27日(土)13:00-16:00
島根県観光物産館
新橋通り商店会の商品券贈呈
9月26日(金)〜10月3日(金)
新橋通り商店会8店舗で1,000円以上(税別)のお買い物で100円分の商品券贈呈
遺髪塔での供養
9月25日(木)~28日(日)
小泉八雲記念館
毎年恒例となった鳥取県琴浦町の「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」。今年も小泉凡副会長とキョール・アガス・クラックが出演します。
琴浦町誕生10周年記念事業として「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」を開催します。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、アイルランド人を父にもち幼少期をアイルランドで過ごしています。
琴浦町八橋を新婚旅行で訪れた小泉八雲のルーツであるアイルランド文化に触れてみませんか。
内容 小泉凡先生(島根県立大学教授)によるトークイベント
アイルランド民族楽器による演奏
琴浦グルメストリート会員店による軽食販売
プレイベントとして16時30分から「まちなかパレード」を行います。こちらにもご参加ください。
(琴浦町のホームページより)
写真は2013年の「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」の模様。
山陰日本アイルランド協会設立20周年・小泉八雲没後110年記念
山陰日本アイルランド協会は、今年で設立20周年を迎える。小泉八雲の『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』の出版からちょうど100年目にあたる1994年に発足し、その後20年間、山陰を中心にアイルランドやケルトの文化、歴史、音楽などを中心にそれらを紹介するイベントを数々企画し、アイルランドと日本を結ぶ活動を行ってきた。
2007年から中国地方では初のセント・パトリックス・デイ・パレードを開催し(松江市との共催)、市内はグリーンで彩られ、毎年多くの参加者を得てアイルランド紹介の好機として継続している。
少し前まではアイルランドと言えば古代ケルト、伝説、妖精、IRA、移民、音楽、そしてもちろんラフカディオ・ハーンといったことがイメージできたが、1990年代にはケルティック・タイガーと呼ばれる驚異的な経済発展を遂げ、ユーロを導入し、本質的な部分は変わらないとしても、少なからずアイルランドは変化を遂げてきた。本会が設立された当時のアイルランドは、すでに「古き良き時代」と呼べるかもしれない。しかし、近年、バブルが崩壊し、国は経済破綻状態に陥った。そして今は、古いものに新しいものを融合させて新たな方向に向かって歩み始めているようだ。
アイルランド映画から現代のアイルランドとそのアイデンティティを感じることはできないだろか、またその中に流れるアイルランドの本質を感じ取ることはできないだろうか、またそれらを通してみるアイルランド人らしさとはなんだろうか、というのが今回の企画のテーマである。
アイルランド映画と言えば、歴史的な悲話やケルトの伝説、アイルランド移民というテーマが、いかにもこの国らしいという印象だが、今のアイルランドはそんなことばかりを引きずっているわけではない。むしろ、街角のラブストーリーや、ヒューマンストーリーなどに、「アイルランド」というエッセンスが加わり、宗教紛争の狭間に置かれる人々のどこまでも暗く悲しい描き方から、たとえ時代やテーマがそうであっても、ほのぼのとしたポジティブな表現へと変わってきているような気がする。
今回は、このような一味違ったアイルランドを知る機会として、心温まる作品を紹介していきたい。大寒を迎える2月、そして暗いニュースの多い昨今だが、身も心も温かくなるような感動を味わっていただければと思う。
上映作品
いずれも2010年以降にアイルランドをテーマとして作られ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされた素晴しい作品です。
『ダブリンの時計職人(Parked)』
監督:ダラ・バーン
出演:コルム・ミーニイ、コリン・モーガン ほか
2010年/アイルランド・フィンランド/94分
ロンドンで時計職人として活躍していたのに職を失い、身一つで故郷ダブリンに戻って来た寂しい中年男フレッドを、名優コルム・ミーニイが温かく演じます。
彼は同じくダブリンが舞台になった大ヒット映画「ザ・コミットメンツ」でエルビスの大ファンであるお父さんを演じて有名になった人ですが、もちろんスタートレック他、ハリウッドでも大活躍している大変な俳優さんです。
コルム演じるフレッドは、失業保険を貰うこともできず、住む家もないので仕方なくダブリンの海辺の駐車場の車の中で、ホームレス生活を始めます。そこにドラッグにおぼれ家を出た少年カハルが「隣人」としてやってきます。年齢差もありながら、不思議な友情を育てる二人。真面目に正直に不器用に生きるフレッドの姿がとにかく心を打ちます。
原題の「Parked」を「ダブリンの時計職人」とした配給会社さんの宣伝はナイスだと思います。失業保険の窓口のお兄さんは不親切ですが、正義のために立ち上がるジャーナリストなど、ダブリンの町の優しさもそこここに。(野崎洋子)
『アルバート氏の人生(Albert Nobbs)』
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:グレン・クローズ、ミア・ワシコウスカ ほか
2011年/イギリス・アイルランド・アメリカ・フランス/113分/PG12指定(12歳未満の鑑賞には親の助言や指導を必要とする)
19世紀の貧しいダブリンにある高級ホテルで、ウェイターとして働くアルバートは、ほんとうは女性なのに14歳のときから男性として生きるしかなかった‥‥という実在の人物です。他人とはなるべく係わりを持たずに自分を殺しながら生き、そして死んで行くつもりだったアルバートが、本当の友人に出会い、少しずつ心を開いていく中で「愛する人と結婚して自分の小さなタバコ屋を持ちたい」と希望を持つようになります。
この映画で一番印象的なのは、グレン・クローズ演じるアルバートという、性別もお金も欲もすべてを超越した天使のような本当に美しい魂の存在です。彼女自身が30年かけて映画にしたいとそそいだ情熱が見事に実現し、最高に感動的な作品に仕上がりました。
映画のエンディングに流れるシネイド・オコナーの歌唱が美しく胸を打ちます。(野崎洋子)
『あなたを抱きしめる日まで(Philomena)』
監督:スティーブンスン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン ほか
2013年/イギリス・アメリカ・フランス/98分
あらすじ
カトリックの国アイルランドでは女性が結婚前に妊娠することは大変なスキャンダルでした。そういう女の子たちは修道院に強制的に入れられランドリー(洗濯所)で収容所のような生活をさせられるのです。こういったランドリーは、もちろん最近では社会問題とされていますが、実は96年まで存在していた…という驚愕の事実。だからこの映画に描かれている話は、本当に最近の話なのです。
フィロミーナを演じるジュディ・デンチがもう最高。ちょっと頭が悪いかもしれないけどピュアで可愛い、太陽みたいなアイリッシュのおばちゃんを演じています。そのジュディとの会話が最高に笑えるジャーナリスト役のスティーブン・クーガンはコメディアンで、俳優としても活躍しているばかりではなく脚本そして製作にも関わっています。
とにかく内容がこれだけシリアスなのに、話のテンポが良く、見ていて楽しく、非常に見応えのある大傑作と言えるでしょう。(野崎洋子)
野崎洋子トーク「アイルランド映画の魅力」
聞けば映画がもっともっと楽しめる♪
野崎洋子(のざき・ようこ)…1990年頃アイルランド音楽と出会い、その後国民的シンガー、メアリー・ブラックの日本公式代表を務めたことがきっかけでこの世界に入る。20年ほど前に、ケルト・北欧音楽など伝統音楽を日本に紹介するプロモーション・オフィスTHE MUSIC PLANTを立ち上げ、多くのアーティストを日本に招きジャパンツアーを敢行。いわゆるケルト音楽ブームの火付け役のひとりとなる。アイルランド映画を多数鑑賞し、アイルランド文化全般からのユニークな視点で作品を語る。
スケジュール
- 10:30-12:10 『ダブリンの時計職人』
- 13:00-13:20 野崎洋子トーク「アイルランド映画の魅力」(1)
- 13:30-15:30 『アルバート氏の人生』
- 16:00-16:10 野崎洋子トーク「アイルランド映画の魅力」(2)
- 16:15-18:00 『あなたを抱きしめる日まで』
同時開催
タパタパカフェ
映画の合間にほっと一息つけるカフェを開店。タパタパプロデュースのオシャレなランチやスイーツをいただきながら、本を読んだり音楽を聞いたりと、一日ゆったりとした時間をお過ごしください。アイルランド・グッズも販売します。
アイルランド・フォト・ギャラリー
上映作品が生まれた国アイルランドの写真展。
料金
[3作品全通]一般:前売3,000円/当日3,600円
[1作品]一般:前売1,200円/当日1,500円 大学生以下:当日1,000円
チケット取扱
[松江] 島根県民会館、プラバホール、タカキ楽器店、今井書店グループセンター店、今井書店学園通り店、山陰日本アイルランド協会
[出雲]ビッグハート出雲
[米子]本の学校今井ブックセンター
お問い合わせ
Tel: 090-4109-5542 E-mail: info@sanin-japan-ireland.org (小泉)
Tel: 0852-25-5713 Email: e-egao86@web-sanin.co.jp (中村)
主催:アイリッシュ・フィルム・デー実行委員会、山陰日本アイルランド協会
共催:松江市
後援:駐日アイルランド大使館、島根県、島根県教育委員会、島根県民会館、朝日新聞松江総局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、山陰中央新報社、中国新聞社、島根日日新聞社、BSS山陰放送、日本海テレビ、山陰ケーブルビジョン、エフエムいずも
協力:松江キネマ倶楽部、山陰映画センター、島根県立大学短期大学部松江キャンパス しまね地域共生センター
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2005年のデビューより、ポルトガル語圏、スペイン語圏の国々を舞台に、その世界を自由自在にひろげてきた松田美緒。 2012年から日本の歌を発掘するプロジェクトをスタートし、2014年12月には、初のCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』を出版。今回は、そのリリース記念ライブ。
徳島県の山村・祖谷(いや)、隠れキリシタンが住んだ長崎県の伊王島、太平洋の小笠原諸島父島、あるいは福島県の相馬、福岡県の行橋、さらには多くの日本人移民が暮らすハワイやブラジルなどで地元の人々に歌い継がれていた知られざる名曲たち──彼女が探し求めた多様な日本のうたには、遠く海を越えて世界とつながる多様な日本の物語が息づいている。
出演者
松田美緒(うた)
土地と人々に息づく音楽のルーツを魂と身体で吸収し表現する”現代の吟遊詩人”。その声には彼女が旅した様々な地域の魂が宿っている。ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ベネズエラ、ペルー、カーボヴェルデなどポルトガル語・スペイン語圏の国々で、ウーゴ・ファトルーソ、カルロス・アギーレなど現地を代表する数々のミュージシャンと共演。南米やヨーロッパ、韓国など世界各地で公演を重ねている。2005年にビクターよりデビューし、以来5枚のソロアルバムを発表。2014年12月、3年がかりのライブとフィールドワークの集大成である初のCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』を発表。
http://www.miomatsuda.com/
鶴来正基(ピアノ)
松田美緒「日本のうた」プロジェクトにおいて不可欠なピアニスト。学生時代に『VARIETE』のメンバーとしてデビュー。ピアニスト、作編曲家として現在にいたる。緻密に構成された録音物と即興性の強いライブが対照的である。歌を際立たせる伴奏にも定評があり、加藤登紀子、ピエール・バルー、Sandii 等、多くの歌手の信頼を得ている。最近では、The Boom、畠山美由紀 等のコンサートやレコーディングに参加する。
http://sky.ap.teacup.com/monji/
渡辺亮(パーカッション)
音楽に色彩と空間を与えるパーカショニストとして、数多くのアーティストと共演、レコーディングに参加。青山こどもの城の講師を経て、鼓童アースセレブレーション、いわき芸術交流館アリオスなど、全国でパーカッションのワークショップを行っている。ソロ・アルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」。武蔵野美術大学卒業、東京学芸大学非常勤講師。
http://www.ryo-watanabe.com/
トークゲスト:
小泉凡(島根県立大学短期大学部教授、小泉八雲曾孫)
プレイガイド
※テテ・ド・ババール、NPO法人まつえ・まちづくり塾、タカキ楽器店、おうちごはんカフェ 豆花、杜のパン屋を追加しました(3/24)。
[松江]島根県民会館、プラバホール、今井書店グループセンター店 STUDIO WONDER、今井書店学園通り店、テテ・ド・ババール、NPO法人まつえ・まちづくり塾、タカキ楽器店
[出雲]今井書店出雲店、おうちごはんカフェ 豆花
[雲南]チェリヴァホール、カフェ・オリゼ、杜のパン屋
[米子]本の学校今井ブックセンター
クレオール・ニッポン[CDブック]
1通のラブレターから
主催:どこでもミュージアム研究所
共催:山陰日本アイルランド協会
後援:八雲会
4/12(日) 10:35より松江城お城まつりの馬溜り特設ステージにて、山陰日本アイルランド協会の有志メンバーによるアイルランド音楽グループ「Ceol Agus Craic」のステージ演奏があります。今回はフレッシュなメンバー構成ですの…
Posted by 山陰日本アイルランド協会 on 2015年4月11日